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其の八 ガンポイント

 アガットのガンポイント、日本がグアム島を統治していた頃このあたりは昭和町と呼ばれ、太平洋戦争末期アメリカ軍が上陸してきた昭和湾でもあります。歩兵38連隊の水際撃滅戦を巧みに読み取ったアメリカ軍の偽装上陸作戦が行われた場所です。1944年の7月21日午前7時頃一度は上陸を試みるアメリカの第3海兵師団。上陸部隊は海空からの支援砲撃を受け、約300隻の上陸艇に兵を満載して海岸に殺到したのです。日本軍の38連隊第一大隊(大隊長、大原末蔵大尉)真正面でした。海岸の第一線陣地である昭和町方面に配備された同大隊と番庄崎(現在はバギン)方面の第二中隊が“水際撃滅”の戦法にならい、敵を引きつけるだけ引きつけ、一斉に反撃を開始したのです。兵たちの小銃はもちろんの事、山砲、迫撃砲、速射砲、機関銃など、ありとあらゆる火器が火を吹いたのです。番庄岬から昭和町に至る約3キロの海岸線は、一瞬のうちに修羅場と化したのです。日米両軍の戦闘は、ここに全開したかに見えたのです。ところが一直線に殺到してくるものと思っていたアメリカ軍舟艇郡は、急に反転するや“逃走”はじめたので撃退成功!と誰もが信じて疑わなかったのです。万歳を叫んだ日本守備隊、同時敵は熾烈な爆撃及び艦砲射撃が日本軍砲兵陣地及び重火器陣地に集中したのです。よって連隊主要火器はほぼ破壊されたのです。謀られた日本軍の砲撃陣地。

 このアガットのガンポイントは、日本軍の要塞跡です。塹壕跡、トーチか跡、弾薬を保管した洞窟跡(戦後60年の歳月の間に何度かの台風で埋め尽くされ原形はわかりません)などが残されています。当時置かれていた曲射砲、高射砲はアメリカ軍に破壊され、現在設置されているのは別の所で発見されたのが置かれています。この度のご案内は四国の高知市からお越しになりました小笠原ファミリーと胎中ファミリーでした。叔父さんのお兄さんがグアムで戦死され17回目のグアム訪問でした。

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